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地域連携イベント!『レインボーフェスティバル~世界が川島(ここ)に~』

 町制施行50周年になる川島町では、10月だけで3つもイベントが開催されました!

今回は、その一つである、101日(日)に開催された『レインボーフェスティバル~世界が川島(ここ)に~』をご紹介したいと思います。

 

 開会式の時間に行ってみたのですが、既にたくさんの人・人・人!外国のお客様もたくさんいて、とても賑わっていました。川島町近隣6市町と世界の魅力を、グルメ、音楽、ダンスなどを通して知れる、素晴らしいイベントでした。

 

レインボーフェスティバルとは

 このイベントは、「レインボーまつり」と「ワカバインターナショナルフェスティバル」が合体してできたイベントです。

 

 主催は、埼玉県川越都市圏まちづくり協議会(通称レインボー協議会)。

川越市、坂戸市、鶴ヶ島市、川島町、毛呂山町、越生町の6市町で構成されています。「古来より歴史・文化の繋がりが深く、道路や鉄道により生活圏が密着している地域」であることから、互いに連携・協力していきながら発展していくことを目指し活動してこられたようです。

 「レインボーまつり」は、各市町の特産物など魅力を持ち寄り、これまで持ち回りで開催されてきましたが、今回は川島町が会場を担う番でした。

 そして、川島町のまちづくりにも尽力いただいている、城西大学経済学部勝浦ゼミとの連携により、国籍・人権を問わず地域に住む者が交流することを目的にゼミ生主体の手づくりイベント「ワカバインターナショナルフェスティバル」と協同開催することで、6市町のみならず、国際交流も兼ねたイベントとなりました。

 ここ数年、コロナ禍もあり、イベント開催どころか、そもそも出店やステージ出演の機会が困難だったそれぞれが、手を取り合い開催する運びとなったことを、町の政策推進課ご担当者や勝浦先生に伺いました。

 

イベントの様子

 ステージ上では、6市町の首長とゆるキャラが集まっての開会式から始まり、世界各国の音楽やダンス、ヒーローショーが行われていました。

 一部をご紹介します。パラグアイで盛んなハープに似た「アルパ」という弦楽器の演奏。ステージを終えた奏者ネルソン鈴木さんが、楽器体験をさせてくれました♪また、ブラジル代表の「カボエイラ」は、音楽に合わせて踊るダンスがアクロバティックでかっこよかったです!このように、普段なかなか見られない珍しい楽器やダンスを間近で感じられるのは良いですね。

 

 ステージの周りでは、6市町の特産物が並んでいました。川島町からは、過去に埼玉県B級グルメ王決定戦で優勝した「すったて」や米処ならではの新米、県内一生産されているイチジクのジャムなどの販売がありました。特産物からそれぞれ市町の特徴を知るのは楽しいものです。

 

 そして、世界グルメ!異文化交流が大好きな私にとって、海外旅行している気分になれ、とても楽しかったです。初めて味わえる料理や、ちょっとしたコミュニケーションを通して、そのお国柄も感じられるのが、このエリアの魅力だと思います。

 

 日本人、外国人どちらもが、故郷ブースで“懐かしむ”姿も目にして、ほっこりした気持ちになりました。

 

世界が川島(ここ)に

私が一番感動したシーンがこちら!

 

 陽気なセネガルの音楽が始まり、ステージ上の男性が「さぁ皆も踊ろう!」と言っているかのように、身振り手振りで誘います。一人、二人とステージ前の広場へ。私の近くにいた高校生達も、「行く?」とアイコンタクト取り合いながら輪に入って行きました。

 どんどん人が集まり、そこは老若男女、国籍問わず、更にヒーローまで!民族衣装や和装の方も。この様子に感激して胸が熱くなりました。

 

 世界情勢いろいろある中、“今ここ”は、皆が一つになって、音楽に身を任せ笑顔になっている。このごちゃまぜ感こそ、このイベントが目指されていただろう、“世界が川島(ここ)に”の縮図のように感じました。

 

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 今回は、ありがたいことに、ご近所で素晴らしいイベントを体験できて嬉しかったです。町内だけではなく、近隣市町との地域連携を通して発展していくこと、そして、海外からの移住者が増えてきている中、互いの文化を尊重し合いながら暮らせる地域づくりを考えるきっかけとなりました。

 次回の開催地はどこになるでしょうか。開催地でこそ感じられる、その土地の良さも体験できたらと、今から楽しみにしています。

 

 

川島町地域ライター 笛木 由美