川島町在住外国人に聞く川島の魅力!vol.1
川島町の広い空、海外の田舎みたいな風景が好きな地域ライターの大島文子です。このマガジンは「今日も誰かが町で何かを頑張っている」の発掘をコンセプトに、川島町の地域紹介情報、商品開発秘話、イベント情報などを発信し、川島町のファンを増やし、町外から川島町に遊びに来たい!と思っていただく為に、川島町で頑張っている人を掘り起こそうと立ち上がったプロジェクトです。今回スポットを当てたのは川島町在住・アイルランド出身のリンダさん。「在住外国人に聞く川島町の魅力」シリーズでは、町外出身である私と同じ“外からきた人”に川島町の魅力をじっくり語っていただきます。
~今、ここにいるのは“運命の赤い糸”があったから~
リンダ・ホーガンさん
アイルランドのダブリンに生まれたリンダさんは、なぜか幼い頃から日本との縁を感じていたといいます。
「テレビで放送していた日本の子供向け番組“西遊記”が始まりでした。宮本武蔵の小説を読んだこともあります。
日本に旅行した叔父さんからも話を聞いて、ますます興味をもちました」。
インターンシップも経験。
卒業後はJETプログラム(外務省が行う諸外国の若者を地方公務員で任用する事業)で水戸の茨城県庁に勤務しました。
川島で暮らすようになったのは2006年から。
結婚がきっかけでした。パートナーとの出会いについては“赤い糸”と微笑むリンダさん。
東京のアイルランドバーで偶然出会い、パートナーはリンダさんに一目惚れだったそう。
やがて2人は結ばれ、パートナーの両親が自営業を営む川島に居を構えることになったのです。
「私の生まれたダブリンの郊外ものどかな所でしたが、川島に来てびっくり。
当時は本当に畑と田んぼしかない町でした」。それまで運転しなかったリンダさんは免許を取得し、子どもも生まれ、地区のお祭りや各種行事にも参加して徐々に川島の生活に馴染んでいきました。
「最初の頃は、子どものダンス教室を探すのにも苦労しましたが、ここ15年で川島もいろいろな施設が整って、本当に生活しやすくなりました。川島の人はけっこうフレンドリー。
町中でもあちこちで声をかけてくれます。
義理の母も積極的に地域活動していて、他の街に住んでいたときには経験したことのないコミュニティができました。
川島の人は一度離れても戻ってくる人が多いですよね。
やはり暮らしやすいと思います」2019年の台風被害の際は自宅周辺に避難警報が出て、近くの中学校に家族とともに避難。
「みんなが集まってるから子供たちが喜んで…大人たちも一緒にお酒を飲んだり。
実はけっこう楽しかったの」と朗らかに笑うリンダさん。
「最初は日本にずっと住むなんて思っていなかったの。今ではどうして日本に来たの?とも質問されなくなりました。
本当に不思議な縁ですね」。偶然の重なり合いで、今ここにいる。
運命の“赤い糸”が、まさにリンダさんと川島を結びつけたのです。★リンダさんのWEBサイト。
川島の紹介もしていますので、ぜひご覧ください。
https://insaitama.com