川島町を一周歩く「かわじま はるかぜウォーク2022」に参加!
趣味は「歩くこと」。生まれも育ちも川島町、生粋の川島っ子!地域ライターの笛木由美です。
このマガジンは「今日も誰かが町で何かを頑張っている」の発掘をコンセプトに、川島町の地域紹介情報、商品開発秘話、イベント情報などを発信し、川島町のファンを増やし、町外から川島町に遊びに来たい!と思っていただく為に、川島町で頑張っている人を掘り起こそうと立ち上がったプロジェクトです。
今回は、川島町を一周するイベントに参加してきたので、思いのままをレポートをいたします。
4月29日(祝)、四方を川に囲まれた川島町ならではの、堤防の上を一周するイベントが開催されました。6つのチェックポイントが設けられ、一区間が約3.5km~6km、計約30kmのコースです。どのポイントから始めても、左右どちら周りでも、どれだけの距離をチャレンジしてもOK。普段は交通の便が悪い川島町ですが、巡回・往復バスも出ていました。
このイベントは、名前を変えつつ昔からあるのですが、私は、生まれも育ちも川島でありながら、初参加でした。歩くことが好きな私ですが、初挑戦ということもあり、半周を目指し、結果約19.5km歩きました。行き交う方と、挨拶をし合ったり、途中地元の小学生が一緒に歩いてくれたり、人の温かさを感じるイベントでもありました。
ご家族連れ、小学生や中学生の友達同士、高齢者の仲間同士、お一人でなど、様々な参加の様子を見受けました。イベント関係者の方から聞いた話ですと、今年は町外からも含め650名ほどのご参加があったそうです。
曇り空ではありましたが、歩く分には丁度良い気候でした。その様な中で体験した、川島町の自然・歴史・食を町民目線でレポートしたいと思います。
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今回私が歩いたのは、坂戸市と隣接する道場橋(第2チェックポイント)から鳥羽井沼(第5チェックポイント)までと、途中バスにて移動し、坂戸市に隣接する天神橋(第1チェックポイント)からスタート地までです。
第2チェックポイント
この辺りは、寛政元年創業の200年続く「笛木醤油」や、島﨑藤村が愛した船宿として知られる旧小澤屋をリノベーションしたアウトドアショップ「タテイスカンナ」があり、住居がある風景の中に歴史を感じられます。
落合橋の下をくぐった後にある「馬頭世観音」は、家畜の神様で、昔物資を運搬するのに農家では必ず馬や牛を飼っていたのだとか。
堤防では野花も楽しめます。花を撮影していたら、なんと!ヤモリが鳴いてくれました。木々の茂みからは、ウグイスなど鳥の囀りも聞こえてきました。
第3チェックポイント:
釘無橋を越えると見えてくる桜堤。季節柄、葉桜でしたが、ベンチもありゆっくり休憩できそうなスポットでした。
映画『三丁目の夕日』に出てきそうなガソリンスタンドらしき物があり、タイムスリップしたかのような場所を発見!その先に見えてくる「白山神社」は、学問の神様が祀られているそうです。
第2チェックポイント後半から、昭和時代やそれ以前をも感じさせる農家の風景がありました。まだ蔵が残っているお家も見かけました。
更に進むと、「三ツ又沼ピオトープ」「荒川太郎右衛門自然再生地」があり、川島町の内側の風景とはまた違った自然の風景を楽しめます。
第4チェックポイント:
「たろえもんスタンプラリー」コーナーがあり、小さな水族館が開催されていました。チェックポイントから少し歩くと本田航空の「ホンダエアポート」があります。遠目ではありましたが、小型飛行機やヘリコプターがありました。近くまで見に行っている方も。
ここから段々と、川島らしい田園風景が増えてきました。町内はほとんど田んぼや畑などの風景ばかりですが、意外と堤防に沿って民家が続いていることが判明。
首都圏中央連絡自動車道の下を通り過ぎた辺りからは、菜の花がまだ残っていて、可愛いサイクリングロードとなっていました。
イベント用にバスが運行されているとはいえ、本数は限られており、雨もポツリポツリと降ってきたので、逃すまいと走りました。
第5チェックポイント:
係の方がバスを呼び止めてくれどうにか間に合いました!が、鳥羽井沼の写真は撮れず・・・。
私的に、ここの堤防から見渡す川島の風景が一番と思っています!!
過去の秋頃に撮った夕方の写真ですが、ご紹介しますね。
写真左下の黒々とした所は、小さな島になっており、水の神様「九頭龍大権現」と風雨の神様「一目連大明神」が祀られています。
バスでの移動中も、川島町の長閑な風景が見られるので、このイベントの楽しみ方の一つとして、ポイントをしぼって歩き、後はバスで移動というのも良いかも知れません。
第1チェックポイント:
天神橋があるここでバスを降り、いざ昼食へ!せっかくなら、頑張って歩いたご褒美に川島町の美味しいものを食べよう!と計画していました。
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「手打ちそば 泉の里」 川島町吹塚755-1
第1チェックポイントから徒歩5分ほどの場所にあります。以前、冬の郷土料理の呉汁を取材させていただいた時にとても美味しかったので、夏の郷土料理「すったて」が気になっていました。うどんや普通のそばも選べますが、やはりここは泉の里さんならではの、田舎そばを選びました。
すったてを作る工程を一人分として体験できるのは面白いですね。お店の方が丁寧に教えてくれますし、工程表も用意してありました。
家庭の味をこえた美味しさはもちろん、以前取材した安達さんの情熱が集約されているのを感じました。
参照:カワジママガジン>2022年3月18日【冬の郷土料理】町内唯一の黒い呉汁!「泉の里」安達さんの情熱に迫る!
食事のシメに、お蕎麦屋さんだからこその贅沢を味わってしまいました!それは、残ったすったて汁に蕎麦湯を注いでいただくこと。泉の里さんでは、蕎麦のゆで汁ではなく蕎麦湯の為に蕎麦湯を作って下さるのです!ぜひ、最後の一滴まで美味しさを感じてみて下さい。
ごちそうさまでした。
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小雨が気になりつつも、第1チェックポイントに戻り再開。
雨の中の景色もまた特別でした。町内唯一の団地を右手に過ぎると、左手に白鳥飛来地や八幡橋が見えてきます。
参照:カワジママガジン>2022年2月16日 川島町の冬の風物詩
第2スポット前に、今年建てられたばかりの「水害伝承碑」があります。この辺りは、令和元年東日本台風の爪痕がまだ残っています。川に囲まれた地形から、先人達は水害と共に暮らしてきました。堤防を繰り返し強固してきた先人達に感謝したいものです。
そして!第2スポットにて私の中でのゴール!!
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いかがだったでしょうか?町民でも、新しい発見があり、参加して良かったです。気になったスポットは改めて訪問してみようと思います。そして、来年は川島町一周を目指します!!
イベント参加はもちろん、それ以外でも、川島町の堤防を歩いてみて下さい。四季折々、川島町の自然が皆さんを出迎えてくれることでしょう。そして、堤防から見える気になったスポットにも足を運んでみてはいかがでしょうか?